最近、「シール帳」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
それに合わせて「お菓子帳」という言葉がでてきました。

食べ終えたお菓子の袋とかパッケージを記録するんでしょ?
いいえ、記録するのは未開封のお菓子です。
食べる前のお菓子を貼って見せ合い、友だち同士で交換する。そんな遊びが、小学生を中心に静かに広がっています。
「それって食べないの?」「衛生面は大丈夫?」と疑問に思うかもしれませんが、お菓子帳は記録を残すことが目的ではなく、今この瞬間を楽しむための遊びです。
この記事では、お菓子帳とは何か、なぜ今流行っているのか、シール帳との違いや、大人の楽しみ方までを分かりやすく解説します。
初めて知った方でも全体像がつかめる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
お菓子帳とは?小学生を中心に広がる新しい遊び

小学生を中心に広がっているお菓子帳とは、まだ食べていないお菓子をそのままノートやファイルに貼って楽しむ遊びです。
感覚としては「シール帳の進化版」に近い存在といえます。
シールの代わりに使うのは、駄菓子や個包装のお菓子そのもの。袋を開けずに貼り、友だちに見せたり、交換したりして遊びます。
お菓子帳は何をするの?シール帳感覚の遊び方

お菓子帳の遊び方はとてもシンプルです。
お気に入りのお菓子を用意し、テープやマスキングテープなどでファイルに固定します。貼ったあとは、友だち同士で見せ合ったり、「それとこれ交換しない?」といったやり取りを楽しみます。
ここで大切なのは、お菓子は食べる前の状態で使うという点です。シール帳でシールを交換するように、「どのお菓子を持っているか」「どれが人気か」が遊びの中心になります。
そのため、貼り方のきれいさやデザイン性よりも、どんなお菓子を持っているかが重視されやすいのも特徴です。
なぜ今お菓子帳が流行っているのか
お菓子帳が流行している背景には、平成リバイバルの影響があります。
シール帳やプロフィール帳など、「集めて・見せて・交換する」文化が再び注目され、その流れの中でお菓子帳が生まれました。
また、駄菓子やコンビニのお菓子は手に入りやすく、特別な準備がいらない点も大きな理由です。100均でファイルを用意すればすぐ始められるため、子どもたちの間で自然に広がっていきました。
さらに、SNSや動画を通じて遊び方が共有され、「流行ってるからやってみたい」という空気が生まれたことも、ブームを後押ししています。
シール帳との違い|お菓子帳が始めやすい理由

お菓子帳とシール帳を比較してみましょう。
| お菓子帳 | シール帳 | |
| 使うもの | 未開封のお菓子 | シール |
| 食べるか | 最終的に食べる | 食べない |
| 保存性 | 一時的 | 長期保存 |
| 遊びの目的 | 見せ合い・交換 | 見せ合い・交換 |
| 入手難易度 | 容易 | 難しくなりつつある |
| 金銭的負担 | 少ない(駄菓子) | ややかかる |
シール帳に比べて、実はお菓子帳のほうが始めやすいです。
その理由のひとつが、「特別に集めるものを買わなくていい」点にあります。シール帳は専用のシールを用意する必要がありますが、お菓子帳はいつも食べている駄菓子やおやつがそのままアイテムになります。
また、シール帳は「きれいに貼らないと」「失敗したらやり直せない」といったプレッシャーを感じやすいのに対し、お菓子帳は最終的に食べてしまう前提の遊びです。
そのため、「とりあえず貼ってみる」「あとで食べるから大丈夫」という気軽さがあり、低学年の子どもでも挑戦しやすくなっています。
さらに、交換のしやすさも大きな違いです。シールは価値が分かりにくいことがありますが、お菓子は直感的で分かりやすく、「これ好き」「それ知らない」といった会話が生まれやすいのも特徴です。
こうした理由から、お菓子帳はシール帳よりも心理的ハードルが低く、今の小学生の遊びとして受け入れられやすくなっています。
お菓子帳はどんな子どもに向いている?

お菓子帳は、特に小学生低学年の子どもに向いている遊びです。
シール帳のように完成度を競う要素が少なく、持っているお菓子そのものが話題になるため、自己主張が得意でない子でも輪に入りやすい特徴があります。
また、高価なお菓子や数を多く集める必要もありません。駄菓子1つから始められるため、お小遣いの範囲で楽しめる点も、子どもにとって続けやすいポイントです。
子ども同士で交換して楽しむ文化

お菓子帳の楽しさの中心にあるのが、子ども同士の交換文化です。「これとこれ交換しない?」と自然にやり取りが生まれます。
自分だけの駄菓子屋さんを開いている感覚も楽しさのひとつです。
価値を細かく決めることは少なく、その場の納得感があれば成立するのが特徴です。
ただし、トラブルを防ぐために「無理に交換しない」「家で決めたルールを守る」といった最低限の約束は必要です。大人が少し見守ることで、より安心して楽しめる文化といえるでしょう。
大人はどう関わっている?記録用・遊び相手としてのお菓子帳

最近では、親が子どものシール交換ごっこに合わせて、お菓子帳を使って一緒に遊ぶケースも見られます。
おじいちゃんが孫とのシール交換に参加するために、お菓子帳を作ったというほっこりした話もあります。
また、大人は日記の一種としてお菓子帳を作る人も増えてきました。
大人はどう楽しんでいる?記録用としてのお菓子帳

お菓子帳は子どもの遊びとして広がっていますが、一方で大人は記録用として楽しんでいるケースもあります。
新作お菓子や期間限定パッケージ、ご当地ものを残したり、「この時期にこれが流行っていた」という思い出を形にする使い方です。
お菓子メーカーも、箱を記録用として残せるようにしている所もあります。
特に平成リバイバルの流れもあり、懐かしい駄菓子や復刻デザインをまとめるコレクション感覚で楽しむ人も増えています。
始める前に知っておきたい注意点

お菓子帳を始める前に、いくつか知っておきたい注意点があります。
まず、学校への持ち込みルールです。多くの学校ではお菓子の持参自体が禁止されています。
次に、衛生面と賞味期限への配慮も大切です。お菓子なので賞味期限は、親がしっかりと把握しておくことで、トラブルを防ぎやすくなります。
まとめ|お菓子帳は「今を楽しむ」小学生文化
お菓子帳は、食べる前のお菓子を貼って見せ合い、交換して楽しむ、小学生を中心に広がっている遊びです。
シール帳に近い感覚がありながら、特別な準備がいらず、駄菓子1つから始められる手軽さが支持されています。
記録として残すというよりも、「今持っている」「今流行っている」お菓子を共有することが目的で、食べたら終わる一時的な楽しさが特徴です。
一方で、大人は記録やコレクションとして楽しむなど、世代によって使い方が分かれている点も興味深いポイントです。
お菓子帳は、平成リバイバルの流れの中で生まれた、今ならではの子ども文化といえるかもしれません。




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